スキャットマンなどが収録された海外のダンスコンピレーションCD「DANCE ZONE LEVEL5」がヤバイ

自分の音楽人生を変えたと言ってもいいCDを１枚ご紹介します。
「DANCE ZONE LEVEL5」というCDです。

当時、自分は邦楽に飽きて洋楽ばかり漁っていました。高校生だったので、まわりはほとんど邦楽のメジャー曲の話題しかなく、洋楽の情報は全くといっていいほど入ってきません。

そんな中、U.K.のNOWシリーズ（国内編集盤ではない）に出会ったのです。四半期に１度、U.K.のヒットチャートを賑わした楽曲が２枚組４０曲ほど入っていて、こんなすごいCDが海外にはあるのかと驚いたものです。

向こうではどんな曲が流行っているのか、というのがよくわかり、洋楽CDの購入の参考にしていました。

９０年台中盤～後半にかけて、U.K.ではダンスミュージックが多くチャートインしていた気がします。自然にNOWにもダンスミュージックが多く収録されているのですが、TECHNOやHOUSEなど、今まで聴いたことなかったようなもの多く「なんだこれ？」と思ったりもしたり。

しかし、何度も聴くうちにダンスミュージックにのめり込んでいきました。

「NOW29」に収録された「WHEN DO I GET TO SING MY WAY/SPARKS」や、元PWLのストック＆エイトキンがプロデュースした「TOTAL ECLIPCE OF THE HEART/NICKI FRENCH」といったユーロダンスが好きでしたね。

そこから「NO GOOD/The Prodigy」とかHARDなところに飛び込んでいくことになるんですが・・・。

お品書き

ヤバイCDを発見

CDを漁りにショップに行った時、たまたまコンピレーションコーナーに並んでいた１枚に目が行きました。それが「DANCE ZONE LEVEL5」だったのです。

収録曲を見ても、知ってる曲はゼロ。これはヤバイ！　と思って即買しました。「SCATMAN/SCATMAN JOHN」も収録されているのですが、当時の日本ではまだ紹介されてなかったです。まぁ、海外のコンピでスキャットマンが収録されているのも珍しいですね。

CDはまず１曲目から９０年代前半のダンスミュージックで当時U.K.でアツかったジャングル！　日本ではH Jungle with t（ダウンタウンの浜ちゃんと小室哲哉のユニット）が「WOW WAR TONIGHT」で存在を知らしめたのはご周知の通り。「I NEED YOUR LOVIN’/BABY D」はU.K.でヒットしたメジャーなジャングルチューンの１枚です。

衝撃的でしたねぇ。

REEL 2 REAL feat.MAD STUNTMANは「I LIKE TO MOVE IT」がヒットしていたので知っていましたが、収録されている「RAISE YOUR HANDS」。日本でも収録されているのは「VELFARRE vol.2」くらいですし、まさに隠れたヒット曲ですね。

１枚目の最後に「GUAGLIONE/PEREZ ‘PREZ’ PRADO & HIS ORCHESTRA」が入っているのは謎でしたが、「SAVE IT TILL THE MORNING AFTER」をチャートでヒットさせたSHUT UP AND DANCEに「GUAGLIONE」をサンプリングした「I LUV U」という曲があったので、そのせいかなと。

２枚目には「INVADER/COOL WORLD PRODUCTIONS」が収録されてますが、avexのダンスミュージックコンピレーションCD「HOUSE REVOLUTION vol.41」に「UKでリリースされ好評を得ているオムニバスCDに収録」と書かれてあるの・・・実はこのCDなんですね。

当時、日本でまだ紹介されてないジャンルのダンスミュージックが多数収録されていて、大きな衝撃を受けたCDです。ここからさらにダンスミュージックにのめり込んでいきました。本当に、このCDが自分に与えた影響は大きいです。