書籍版「明日があるさ」

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ネット公募などで選ばれた58篇の「明日があるさ」がリアル

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「明日があるさ」は、日本におけるスタンダードソングと言ってもいいでしょう。坂本九が歌ったオリジナルがあまりにも有名ですが、ウルフルズのカバーやRe:Japanのカバーも話題になりました。他のアーティストが歌ったものも多く、英語でもカバーされています。

そんな「明日があるさ」ですが、2001年には書籍も発行されました。ネットで公募した一般の人による歌詞について作詞を担当した青島幸男と秋元康が対談形式で語られます。

そんな書籍版「明日があるさ」を読み返してみたところ、なかなかリアルで面白かったのでご紹介します。

2001年は明日があるさの年でした

明日があるさ」といえば青島幸男が作詞、中村八大が作曲し、坂本九が歌ってヒットした1963年の楽曲です。テレビドラマの主題歌にもなっていました。

2001年にはウルフルズによるカバー(ジョージアで行きましょう編)が注目され、こちらもヒットしています。ちなみに、この楽曲にはユーロビート・バージョンも存在し、クラブでパラパラも踊られていたことはあまり知られてないでしょうか。

同じく、よしもと芸人によるユニット「Re:Japan」のカバーもあります。原曲の歌詞に加え、青島幸男が新たに歌詞を追加し、12番まで長くなってます。

同年の紅白歌合戦ではウルフルズとRe:Japanのコラボで「明日があるさ」が歌われ、新語・流行語大賞に入賞したり、各種CM賞を受賞したりと、まさに「明日があるさ」の1年でした。

本も発売されてました

さらに、青島幸男と秋元康による本の「明日があるさ」も実は発売されているのです。ネット公募などで一般から公募した新たな歌詞の「明日があるさ」であり、それについて対談形式で書かれてています。

一般公募ということで、すごくあるあるな替え歌が多く、自分も楽しく読んでいました。今になって読み返してみると、中には当時でないとわからないものとかもたくさんあり、時代の流れを感じてしまいます。

サイトで知り合う 女の子
どこがゴマキだ 広末だ
だけどオレも だけどオレも
自称は反町だ

明日がある、明日がある、明日があるさ


秋元「最近面白いのは、昔は誰々に似てるって言いましたよね。今は入ってる、『反町入ってる』」

「~入ってる」とかもう死語ですよね。合コンとかでも女子なんかは男に対して「~入ってる」という感じで見ていました。ちなみに、自分は「つぶやきシロー入ってる」とよく言われました、ハイ。

リアルな明日があるさ

58篇あるので、中にはリアルなものもいくつかあります。

正しい事が やりたくて
夢にまで見た 警察官
どうしたんだ 今の僕は
言えないことだらけ

明日がある、明日がある、明日があるさ

今も昔も警察官なんて不祥事だらけなわけでして、そんな内部告発的な歌詞。もちろん、応募してきたのは、おまわりさん自身です。

自分も事件に巻き込まれたことあるんですが、警察官に相談したところ「逃げれば?」とまったく仕事する気ナッシングでしたな。あいつら、誰から給料もらってると思ってんねん。

金八さんに 憧れて
夢にまで見た 先生だ
期待胸に ドア開けた
そのままドア閉めた

明日がある、明日がある、明日があるさ

学級崩壊は結構以前から問題になっていて、そんな教師からのもの。まぁ、スクール☆ウォーズばりの非行や校内暴力経験したことあるから、それに比べりゃまだヌルいと思いましたがねぇ。

そんな感じで2001年頃の世相が歌から伝わってきて、リアルな感じです。

まとめ

秋元「『明日があるさ』が今、ヒットしているのは、明日があるさという当たり前のことを日本人は忘れている。つまり、くさいことを言わない時代に、前向きに生きてとか言うのはテレくさい。そこにポーンと、みんながこの不景気の時代に『明日があるさ』って歌う、応援歌のようになっていますよね。いろんなとこで、宴会で歌うのもありますけど、口ずさんでいる人が多いんですよ、一人で。あれはたぶん自分への応援歌なんですよね」

最後に、秋元康はこんなことを書いています。まさに、そんな時代だったと思います。仕事ミスして怒られ、落ち込んでるときに自然と口ずさんでいた・・・そんな曲でした。

今、そんな音楽ってあまりないですよね・・・いつまでも、「明日があるさ」を自分への応援歌としていきたい、そう感じた1冊でした。

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