恋をするたびに傷つきやすく… 翠玲 ナースエンジェルりりかSOS

音楽

小室哲哉&秋元康の最強コンビによるアニソン「恋をするたびに傷つきやすく…/翠玲(ナースエンジェル・リリカSOS主題歌)」が再評価されている

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自分はかつてアニソンDJをやっていたことがあるのですが、ちょっと前にDJ仲間でラーメン食いに行ったときに「今、恋をするたびに傷つきやすくがアツい」と言っていました。どうやら、DJもフロアもこの楽曲に注目している人が多いようです。

DJ/クラブカルチャー専門誌のGROOVEが刊行したムック「秋葉系DJガイド」の誌上セットリストでDJシーザーもこの「恋をするたびに傷つきやすく…」を選曲していたことも記憶に残っていますが、リアルタイムでタイアップしていたアニメ「ナースエンジェル・リリカSOS」を見ていなかった人でもこのサウンドに魅了されているとのこと。

ぶっちゃけ、この曲を歌っているアーティストの「翠玲」はほとんど無名なんですが、やはりTRFのような小室サウンドということで万人受けしますよね。そして、作詞が秋元康という強力な布陣。

さらに、サウンドのMIXは80'sのユーロビート・ハイエナジーでヒットを連発した元PWLのエンジニアであるピート・ハモンド&スティーヴ・ハモンドが担当しているとラーメン食ってる席でアツく語ったら現役DJにすらドン引きされましたけどね。今考えても、とんでもない制作陣です。

ということで、知らない人はぜひ聞いちゃいましょう。

「恋をするたびに傷つきやすく…」は隠れた名曲

YouTubeのコメント欄を見ても、非常に評価の高い楽曲だと思います。ナースエンジェル・リリカSOSのテーマソングはやっぱりこの曲ですよね。それくらい強い印象が残ります。

小室サウンドというのは聞けばわかるのですが、そもそもアーティスト自体に触れようがないというのが、この楽曲の特異点ではないでしょうか。ということで、ちょこっとアーティストの翠玲について書いておきます。

歌っているアーティスト「翠玲」とは

元々はジュリアナ東京のお立ち台でテクノ踊ってたギャルをデビューさせちゃった企画「B.C.G.」のメンバーで、日本人と中国人のハーフであることから小室哲哉のインターナショナル・プロジェクト「EUROGROOVE」のアジア戦略アーティストとしてシングル「RESCUE ME」の日本語/中国語カバーを歌ってました。

なお、オリジナルの「RESCUE ME」はゲスト・ボーカルにカイリー・ミノーグの妹であるダニー・ミノーグを起用し、映画「写楽」のイメージソングにもなっています。

続いて、ソロシングル第一弾として発表されたのがテレビ東京系で放映されたアニメ「ナースエンジェル・りりかSOS」の主題歌である「恋をするたびに傷つきやすく…/翠玲」でした。

ユーログルーヴの世界戦略第三弾。プロデューサー、小室哲哉がピックアップしたニュー・アーティストがこの翠玲。彼女は日本人と中国人の両方の血が流れるハーフで、大陸的感覚を持つ22歳。「RESCUE ME」の日本語、中国語ヴァージョンのヴォーカルに抜擢される。今回のユーログルーヴへの参加をステップに、日本からアジアへとはばたく。

引用avex danceMatrix '95/V.A. ブックレットより

EUROGROOVEで1曲、ソロで5曲のシングルをリリースし、1stアルバムも発売されてますが、それっきりアーティスト活動はしてません。

ちなみに、シングルCDではカップリング曲として「CHINESE CLUB MIX」という中国語バージョンも収録されています。オリジナルよりもEUROGROOVE感が強くなっており、より踊りやすいダンサブルなMIXとなっています。

まとめ

翠玲は当時、ラジオ番組を持っていたり音楽バライティ「THE夜もヒッパレ」に出演したりと、結構事務所に推されてた感じがしたのですが、まったく売れませんでした。

残念ながら「恋をするたびに傷つきやすく…」もアーティストのパワーが制作陣に負けてしまっていることは否めないでしょう。事実「この曲を歌っている人は?」と答えられる人は少ないです。

「ナースエンジェル・りりかSOSのオープニング」「小室哲哉が作曲」「秋元康が作詞」・・・楽曲の良さだけでなく、アーティストのパワーもなければ星の数ほどある音楽の中に埋もれてしまいます。

しかし、埋もれた楽曲がディガーによって発掘され、再評価されるというのは素敵なことなのです。このまま消えずに、ずっとフロアでプレイされ続けられる楽曲になってほしいなぁと願わずにいられません。

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