「dream world」で振り返る80年代のハイエナジー・ユーロビートの名曲

第二期dreamのアルバムはユーロカバー・オンリー

dreamはavexが開催したオーディション「avex dream 2000」で選ばれた松室麻衣、橘佳奈、長谷部優の3人によって結成されたグループで、2000年1月1日にデビューシングル「Movin’ on」をリリースしています。2002年に松室麻衣が脱退し、追加オーディションで新たに6人が加入。8人体制のグループへと移行しました。その後も紆余曲折をへて現在でもDreamとして活動しており、ガールズ・エンタテインメント・プロジェクト「E-girls」をはじめ、ドラマやバライティ番組、女性誌など各方面で活躍しています。

その2期dreamの最初のアルバムが「dream world」で、全編80~90年代のハイエナジー・ユーロビートという構成。過去にユーロビート・リミックス&カバーオンリーの企画アルバムを出していますが、全曲がかつてフロアを沸かせた名曲のカバーという内容に賛否がありました。2期最初のシングルがサマンサ・ジルズの「MUSIC IS MY THING」のカバーでしたが、まさか全部カバーとは思わなかったという当時の印象があります。

当時は「Night Of Fire」から火が付いた第三次ユーロビートブームが終わりを迎えていた時代で、実はこの頃よりクラブでは80’sブームが復活していました。VELFARREでも元マハラジャ社長の成田勝氏を総合監修に迎えた「恋のお立ち台」が開催されるなど、大箱でもお立ち台イベントが行われ、80~90年代の曲が再評価されてた時代です。

「dream world」も、そのような流れに合わせて制作されたものだと思いますが・・・モーニング娘。を意識した人員構成で、アイドルとして売り出しているのに、クラブ・ディスコに行かない一般層にこんな楽曲構成で売れるの? という感じでした。迷走していた感じがありましたね。

しかし、改めてアルバムを聴いていると、当時の10代の感性で歌われたかつてのヒット曲というところが10年越しにおもしろく感じられました。このアルバムはあまり聴いてなかったのですが、寝かせると変わるなーと思ったり(自分の感覚が変わっただけなんですがね)。

ということで、この「dream world」をちょっと紹介したいと思います。

dream world

1:In the name of love

wsaeryuf6ydオリジナルは「Cha-Cha-Cha」でおなじみのフィンツィ・コンティーニで、こちらは89年にリリースされたフロアの定番曲「In the name of love」のカバー。安易にチャ・チャ・チャのカバーでなかったところに、このアルバムの意地が見えました。

2:I BELIEVE IN DREAMS

awseyu5i67swオリジナルはジャッキー・ラウェの「I Believe In Dreams」。Bメロ「When you take me,touch me,hold me,love me・・・」からサビに盛り上がっていくところでメチャクチャ高まる曲ですが、そのあたりもちゃんと再現されていますね。

3:EVER AND EVER

etazs5dytclpオリジナルはヴェニスの「Ever And Ever」。こちらもディスコ系のユーロビートイベントでは欠かせない1曲ですね。

4:E.I.E.N

stdrzxjidc6yオリジナルはホット・ゴシップの「Break Me Into Little Pieces」。振り付けもあって非常に人気の高い1枚ですが、全体的に漂うダークな哀愁感がちょっと使いづらく、この曲を回したあとはホッとするという当時のDJの話を聞いたことがあります。オープニングやラストで流れることが多かったですね。

5:Turn It Into Love

edzaruiオリジナルはカイリー・ミノーグのアルバム収録曲で、日本限定でシングルカットされたナンバー。Winkのカバーも大ヒットし、U.K.ではヘイゼル・ディーンのバージョンがヒットしました。この曲はWinkのカバーではなく、メンバーである長谷部優が作詞しています。

6:Passion

zdfiyfcvoオリジナルはEVEの「恋はパッション」。EVEは日本人アーティストですが、原曲は英語で歌われています。たしか、後にセルフカバーで日本語バージョンを歌っていますね。

7:King & Queen

aw4rywae4rオリジナルはKing & Queenの「King And Queen」。タイトルとアーティスト名がややこしい。dream版ではアーティスト名がカバーの曲名になってるので、さらにややこしい。伝説のディスコ「King & Queen」をイメージして作られた楽曲です。

8:カケラ

trzit7cdiオリジナルはライムの「Unexpected Lovers」。思いがけない恋という邦題でおなじみの楽曲。Eri(菅井えり)とのREMIXも話題になりました。

9:Help me

erzatsrtxysオリジナルはメラの「Help Me」。こちらも、ディスコでは外すことができない息の長い1曲です。自分はサブカルチャー系イベントでDJやってたことがあるのですが、dreamのHelp Meを回してみたところ意外とわかる人が多かったことを覚えています。

10:GIRL’S NIGHT

eratsue5zsオリジナルはピート・シェリーの「Telephone Operator」。元はU.K.でパンクをやっていたというピート、そのロックでうねるようなグルーヴがフロアでは激アツでした。

11:Hot Stuff

esrtu56frdオリジナルはドナ・サマーの「Hot Stuff」。名曲なので言うことはないです。彼女は2012年にお亡くなりになりました・・・。

12:MUSIC IS MY THING

dzrjuxdrsオリジナルはサマンサ・ジルズの「Music Is My Thing」。アニメ「ヒカルの碁」のテーマ曲にもなっていました。

 
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