日本でも10月の風物詩としてすっかり定着した感じのあるハロウィン。もはやバレンタインをも超える経済効果があるとされ、クリスマスに次ぐ消費効果のある大きなイベントになっているようです(参考)。
外国では子どもたちがお化けなどに扮して家を周り、「Trick or Treat」と言っておかしをもらうお祭りですが、日本では若者がコスプレしてはっちゃけるイベントになりつつあります。昔はハロウィン関連のアイテムというとおかしくらいしかなかったものですが、最近では各企業が様々な便上商品を発売してお祭りに乗っかろうとしています。
そんなアイテムの中で、さすがに無理がありそうなものを見かけるようになりましたので見てみたいと思います。
ハロウィン関係あるんか? といアイテムたち
LEVEL1:いかフライ おたのしみパック(なとり)
まずトップバッターは、いかフライ。これ、おかしじゃなくておつまみだよね・・・子どもよりはパパが好きそうな部類のアイテムだと思います。
しかし、ピリ辛味にのりで目と口を作って乗せればジャック・オー・ランタンっぽくなっておもしろいかもしれません。まだ、パーティーなどで使えそうなぶん、まともなアイテムといえるでしょう。
LEVEL2:どん兵衛・豚骨うどん焦がしにんにく油仕立て(日清)
ハロウィンになぜうどんが関係あるんか? という謎ですが、パッケージに有名なヴァンパイアでいらっしゃるドラキュラさんが描かれており「ドラキュラはにんにくが嫌い! だから、にんにく仕立てにすりゃハロウィン繋がりになるんじゃね?」という発想なのでしょう。
でも、子どもたちの「とりっく・おあ・とりーと!」でこれ出てきたら・・・うーん。
ちなみに、パッケージには「にんにくを吸い尽くせ!」とありますが、ドラキュラとかってにんにくが弱点じゃないんですかねぇ。彼らがにんにくを持っているというのは、何か不自然な気がします、はい。
LEVEL3:チーズサンドはんぺん(一正)
はんぺん。ここまで来ると、さすがにハロウィンまったく関係ないですし、わけがわからないよ!
裏面には「軽く焼いたはんぺんにのりをお好みの形に切り、目、鼻、口をつけて見た目も楽しいハロウィンお弁当に♪」とあり、ハロウインなお弁当を提案していらっしゃいます。どんどん、本来のガロウィンから遠ざかっていく感じが、まぁアレですね。
LEVEL4:おかめ納豆 旨味まろやか昆布だし(タカノフーズ)
そして、最強のジャパニーズフードである納豆もハロウィンに満を持して参戦決定! ということで、どうして納豆とハロウィンが結びついたのか知りたい。
こちらの「おかめ納豆シリーズ」を販売しているタカノフーズでは、これらの納豆を使ったハロウィンレシピを公開しています。サイトには「納豆モンスター」なるパワーワードがあり、納豆を使ってジャック・オー・ランタンやおばけっぽいものを作ろう! という感じでしょうか。
しかし、納豆でハロウィンを楽しむという需要はあるのでしょうか・・・。
まとめ
バレンタインが日本に輸入された際に「バレンタインにはチョコレート!」ということで売り出して定着しました。ハロウィンが大きな市場となってからまだ短く、ハロウィンにはこれ! といったものがまだない感じがします。
各社、ハロウィンに自社製品を定着させようという戦略がスーパーの食材売り場で見受けられました。日本においてハロウィンは、案の定盛大に間違った解釈でコスプレイベントとなっていきましたが、はたしてフード関連で定着するアイテム・レシピは出てくるのでしょうか。