電子書籍の時代になっても、やっぱり紙の本っていいですよね。
本のページがだんだん少なくなってくると「もう少しで読了!」とテンションも上がりますし、こういう体験は電子書籍にはないものです。名作と言われる小説などでは特に顕著ですが、ページ数が残り少なくなってくるのと、フィナーレが近づいてくることが連動していて、それが上質な体験になっているんですね。
ビジネス本なんかでも、気になったところに付箋を貼ったりメモしたりして、世界に一冊だけの自分だけの本になっていくという感覚が好きなんです。
基本的にぼくは本のリユースとか考えてませんので、好き放題にします。古本屋とかでメモがあったり線が引かれてある本をたまに見かけますが、「この本の持ち主だった人は何を知識としたのだろう?」と興味が湧いて買ったりもします。
ぼくの本棚の傾向
さて、本棚を眺めてみると、自分の興味や傾向とかそいうったことも客観的に見ることができたりするのではと感じました。
ちょっと本を整理していて、気づいたことをメモしておきたいと思います。
海外の本は当たりが多い
映画では「海外の映画が面白いのはあたりまえ。たくさん駄作がある中で上澄みしか入ってこないのだから」と言われています。
音楽でも基本的に海外でヒットしたものしか普段耳にすることはありません。
そんな「全員ラスボス」な海外のコンテンツ群と、普段名作からゴミまで玉石混交の状態で触れている日本の作品群を比べたら、そりゃ見劣りしますよね。
本も一緒で、海外の数ある書籍の中から売れた本しか翻訳されません。
でも、これが英語とか全然チンプンカンプンなぼくにとって、これはとてもありがたいんです。
なにせ、ハズレの確率が低いですからね!
日本人の名著もたくさんあるんですが、ほとんどゴミの中から宝石をディグるのは大変です。
役に立ったと思う本の中で、やっぱり海外著者の作品が多くなるのは仕方がないのかなあと思いました。
赤い本と黒い本は信用できない
今まで、赤と黒のカラーでデザインされた本で役に立ったと感じた作品はほとんどありません。
なんだか、書かれていることが詐欺っぽい、胡散臭い。
あらためて本屋の売り場を眺めてみると、たくさんある本の中で赤色ってすごく目立つんですよね。
そして、前書きだけは立派なことが書いてある。
実際に読み進めてみると、まったく内容が無かったり。
人の心理を利用して「買わせる」ような本が多いような気がします。
黒い本も同じですね。
黒の背表紙に金色で装飾された文字が、いかにも高級で権威がありそう。
でも、だいたいゴミです。
経験的に、ぼくは赤い本と黒い本は買わないようにしています。
古い本にこそ真理が隠れている
最近、昭和 5 ~ 60 年代に書かれた本をよく読んだりするので、結構古い本も多いですね。
ドヤ顔で「テープレコーダーよりも、これからはビデオカメラの時代」なんて書かれてあったりすると、ほっこりします。
スマホ全盛の今の時代には何の役にも立たない情報ですが、その中でも「今でも通用する情報」があったりします。
時代が変わっても不変なもの。
それこそが「真理」なのです。
腐った情報を取り除いていくと、ネットで調べても出てこないような思わぬ情報があったりします。