1993年にリリースされたシングル「Saturday Night」が世界中で大ヒットしたWhigfield。95年には日本にも飛び火し、シングル及びアルバムがリリースされました。
ディスコを中心にラジオでもパワープレイされていたので「ディディラララ~♪」で始まる軽快なダンスナンバーとして、この「サタデーナイト」を記憶している人も多いかと思います。
ウィッグフィールドは本名「Sannie Charlotte Carlson」で、イタリアのプロデューサー「Larry Pignagnoli」と「Davide Riva」によって「サタデーナイト」でデビュー。
本国イタリアを始め、デンマーク・スペイン・スウェーデン・U.K.でチャート1位を獲得。特にドイツとU.K.ではプラチナシングルに輝くメガヒットとなりました。
続く「Another Day」はU.K.でシルバーシングル、「Think of You」はチャートでは7位でしたがクラブで「Dancing Divaz Remix」が大ヒットしています。
その後もシングルヒットを放ち、ユーロダンスで最も成功したアーティストの中の1人となりました。
日本でもディスコ中心にヒットし、ウィッギーダンスと呼ばれた独特の振り付けも流行。特に巨大ディスコ「ヴェルファーレ」では、
UKポップチャートでNo.1を記録したほか、ヨーロッパ全土でも大ヒットしたキャッチーなポップ・ハウス。キュートで爽やかなヴォーカル・フレーズが心地よいこのナンバー、なんとイタリア直輸入の振り付けがついており、ヴェルファーレ・ダンサーズによるプロモーション・ビデオがダンス・フロアの36面大型モニターで随時オン・エアーされている。
「VELFARRE vol.1」より引用
ということで、初期のヴェルファーレではパワープレイされていました。
日本版のシングルCDにも振り付けが収録されており、当時踊ったという人も多いかと思います。
そんなヒットナンバーですが、実はMAXがデビューシングルにおいて「恋するヴェルファーレダンス」というタイトルでカバーしています。
意外にも作詞家にあの秋元康氏で、意外性のある・・・まぁ、どことなくお笑いに走ったような楽しい歌詞でした。オリジナルにはないラップパートが追加されたり、アレンジが「Pumpin’」などのテクノ系ヒットで知られるRaveman(t-kimura)が務めたりと、原曲よりぶっ飛んだナンバーでした。
最近では「Sannie」名義で活動しており、「How Long」「In The Morning」といったディープハウスをリリースしています。2018年にはデンマークのユーロヴィジョンコンテストに出場し、ファイナルで「Boys on Girls」が4位となっています。
日本ではファーストアルバムのリリースのみとなっていますが、4枚のアルバムと1枚の配信デジタルオーディオをリリース。現在でもライブも行われるなど、まだまだ人気アーティストです。