ダンスマニアやDDRでもおなじみ聞くだけでハッピーになれるユーロダンス

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最近、やたら明るく・楽しいポップな音楽が少なくなった気がします。90年代のディスコでもTATJANAのSANTA MARIAやME & MYのDUB I DUBなど、無条件でハッピーになれるようなユーロダンス(EURODANCE)が人気でした。

これらのユーロダンスを収録したダンス・コンピレーションCD「Dancemania」シリーズが大ヒットし、各社から大量のクローンが発生。また、ゲームセンターでも「Dance Dance Revorution」に「Dancemania」の楽曲がタイアップされ、様々な方面で影響がありました。

しかし現在、こんなカラフルな曲って耳にする機会はありません。なんだかちょっと寂しい気がします・・・。踊るのに理屈なんていらない! 何も考えずに手を上げろ! ということで、90年代のユーロダンスを中心に再発掘してみたいと思います。

お品書き

ユーロダンスとは

ユーロダンスとは90年代初頭に既存のHi-NRGやイタロ・ハウス、テクノなど様々な要素を融合されて進化したミクスチャー・ダンスミュージックです。

しかし、日本でこの名称が使われることはほぼありません。

日本でジュリアナ東京を中心にテクノが猛威を振るっていた時期、2アンリミテッドやカペラなどこれらのユーロダンスも「テクノ」として日本に入ってきました。

ユーロダンスでも様々な形態の曲が存在しますが、特にテクノ要素が強く、BPMの早い曲は「ジェームス・ブラウン・イズ・デッド/L.A.Style」「アナスターシャ/T99」などの典型的なジュリアナ・テクノと差別化するため日本独自で「ハイパーテクノ」と呼ばれ細分化されます。

そして、ボーカル単体の楽曲は「ダンスポップ」と呼ばれることが多く、一部ではこのボーカルもののユーロダンスを指して「ユーロビート」と呼ぶ人もいました。

そして、小室哲哉も90年代前半にユーロダンスの影響を受けており、自身で「EUROGROOVE」というプロジェクトを結成し、楽曲を制作していました。同時にこのジャンルを「ユーログルーヴ」として日本で再構築しようとします。

ダンス・ミュージック勢が根強いUKポップ・チャートでトレンドとなっているサウンドには、ハウス・ミュージックをベースにテクノ、ブラック、トランスなどを中心としたあらゆるジャンルとの融合によって形成された新しいスタイルのポップ・ダンス・サウンドが多い。これらのサウンドを総括的にカテゴライズした新しい音楽ジャンルが、EUROGROOVEなのである。

(CD:VELFARRE vol.0ジャンル解説より引用)

こうした活動は邦楽でも顕著に表れ、その代表的な小室哲哉のプロデュースするグループが「globe」です。

現在、ユーロダンスのような楽曲の供給はないのですが、テクノでパラパラを踊る「テクパラ」シーンではまだ楽曲の需要があります。このため、かつてリリースされたユーロダンスがハイパーテクノとして扱われることが多くなりました。今では「ユーロダンス≒ハイパーテクノ」となっています。

このことから、日本において「ユーロダンス」を説明することは、非常に困難となっています。

ハイパーテクノとは

前述通り、ユーロダンスの中でもテクノの要素が強く、BPMが早い楽曲を日本では95年頃に「ハイパーテクノ」と呼ぶようになりました。

ジュリアナ時代に2アンリミテッドなど男性ラップと女性ボーカルを合わせたスタイルが大きな人気を得ました。このスタイルをまねて日本でも「Gonna Be Alright/2nd Funk-tion feat.Kam」などが登場し、男性ラップと女性ボーカルのスタイルが定着します。

この市場に着目し、イタリアのユーロビートレーベルでも日本のディスコ向けにテクノ楽曲を投入するようになりました。

こうして、ユーロダンスの中でも一部の楽曲群だったところに数々の楽曲が投入され、日本独自にハイパーテクノという市場が形成されるのです。

テクノの中でもよりコマーシャルかつパワフルでアグレッシブなサウンド、それが「ハイパー・テクノ」である。直接的にボディにくるそのサウンドは、煽状的で、聴く人全てに恍惚感を与える。理屈抜きで楽しめるということを追求する「ハイパー・テクノ」は、ダンス・フロアの盛り上がりに欠かせないサウンドとして常にDJ達の熱い注目を浴びている。

(CD:VELFARRE vol.1ジャンル解説より引用)

なお、ハイパーテクノの名称が初めて明記されたのはCD「VELFARRE vol.1」です。ここでは「F.A.Y./Metal Mainded Maniacs」「Good Thing/B-Street Collective」の2曲がハイパーテクノとして収録されています。

ダンスマニアとDDR

日本でユーロダンスのCDで人気だったのが「ダンスマニア」シリーズです。第一作が1996年にリリースされて以来、E-RoticやMe & My、キャプテン・ジャックなど人気アーティストを輩出し、一時代を築きました。

メインシリーズはユーロダンス中心でしたが、JT PLAYAZなどのネオ・ディスコ(ヒップ・バッグ)やスパイス・ガールズなどのダンス・ポップなど、他ジャンルの曲も多数収録されています。

「Have You Never Been Mellow(そよ風の誘惑)/Olivia Project」「Butterfly/SMiLE.dk」など人気曲はKONAMIの音楽ゲーム「Dance Dance Revolution」に収録され大ヒットに繋がります。

当時、これらの曲でステップを踏んだという人も多いでしょう。その他「Beatmania」「Dance Maniax」などにも楽曲が提供されていて、ゲームセンターで曲を聴く機会も多かったです。

ダンスマニアシリーズを立ち上げたプロデューサーがavexに移ってリリースされたのが「ウルトラダンス」、他にも「ダンスパニック」など各社がダンスマニアのようなコンピレーションをリリースしますが、大きなヒットに繋がったシリーズはありません。

おすすめのユーロダンス

それでは、これまでに人気を博したユーロダンスを見ていきたいと思います。

ポップ・チャートを席巻したメジャーな曲もあれば、ダンス・フロアでのみヒットした曲、海外でヒットしたものの日本ではあまり馴染みのない曲も含まれています。お気に入りの曲・気になる曲がありましたら、ぜひチェックしてみてください。

Do It All Night/E-Rotic

まさにダンスマニアの顔。日本で一番最初にE-Roticを紹介したのは、実は小室哲哉が主催する「Eurogroove」のコンピレーションだったりします。その時はあまり話題になりませんでしたが、やはりダンスマニアのパワーはすごかったですね・・・名前の通りエロい歌詞で話題となった彼らですが、数あるヒット曲の中でこの曲は現在もユーロ/テクノ系イベントでテクパラが踊られている定番ナンバー。

収録CD(Amazon)Kiss Me/E-Rotic

Butterfly/Smile.dk

「アイヤイヤ~」でおなじみ、フロアはもとより音楽ゲーム「ダンス・ダンス・レボリューション」に収録されたことで、こちらでも大人気だったEURODANCE。ダンスマニア系のCDでもヒット常連でした。フロアでは独特のステップがあったり、ユーロビートRemixはパラパラがついていたりと、各ジャンルのクラブイベントで踊られていました。「Boys(Y & Co.Euro Mix)」もフロアではおなじみ。

収録CD(Amazon)smile/Smile.dk

Dub-I-Dub/Me & My

こちらもダンスマニア系。コスプレした美人ねーちゃん達がかわいい楽曲を歌うんですから、売れないわけがないでしょう。ということで、日本でもデビューアルバムが150万枚売れたというミー・アンド・マイ。パラパラも付いていてフロアでもおなじみでした。よりハイパーなユーロビートバージョンも人気でした。

収録CD(Amazon)Me & My/Me & My

Captain Jack/Captain Jack

微妙なアニメ調の女の子のジャケットで、日本に出回った当初はイロモノ扱いでした。しかし、ダンスマニアに収録されたことにより人気が爆発。ダンスマニア系には欠かせないアーティストとして人気を獲得しました。ユーロ/テクノイベントでは「Dream A Dream」などがテクパラで人気あった記憶があります。

収録CD(Amazon)Mission/Captain Jack

Have You Never Been Mellow(KCP Remix)/The Olivia Project

オーストラリアのDJチームによるオリビア・ニュートン・ジョンのカバー専門プロジェクト。オリジナルはイタロハウスの流れをくむユーロダンス・サウンドですが、日本のリミックスチーム「KCP」によるバージョンは哀愁感のある日本人向けのアレンジで人気でした。DDRでも一番難易度の低い曲だったので、印象に残っているという人も多いのではないでしょうか。

収録CD(Amazon)Magic/The Olivia Project

What’s Up 2000/DJ Miko

オリジナルは93年にリリースされた「4 Non Blondes」で、こちらのカバーは94年にリリースされてU.K.チャートでヒットしました。日本ではあまり注目されなかったものの、98年にリリースされたこちらのバージョンはよりポップで日本人の感覚に合うアレンジとなっており、ラジオ・クラブでチャートの上位に入りました。

収録CD(Amazon)The Last Millenium/DJ Miko

Hero/Papaya

AquaやMe & Myなどと同じくデンマーク出身のアーティスト。日本よりも先にアジア地域で火が付き(日本以外では「Miss Papaya」と表記されることが多い)、その後ダンスマニアに収録されたことから日本にも飛び火しました。アルバムリリース以降、残念ならが活動を停止しています。

収録CD(Amazon)Pink/Papaya

Bumble Bee/Bambee

Papayaと同じくスカンジナビアンレコードから「Candy Girl」でデビューしたBambeeの日本独自のカット。セカンドシングル「Bam Bam Bam」よりもこれぞユーロダンスという典型的なサウンドで人気でした。DDRでは「3rd Mix Plus」から収録されています。

収録CD(Amazon)On Ice/Bambee

Dam Dariram/Joga

イタリアのポップ・デュオで「Dam Dariram」「Bye Bye Baby Balloon」「Nobody’s Love」の3枚のシングルをリリースしているものの、やはり知名度を上げたのは「DDR」で、この曲が収録されてから世界的に知られるようになりました。日本のリミックスチーム「B4 ZA BEAT」によるハイパーなリミックスも人気でした。

収録CD(Amazon)Dancemania Delux4/V.A.

Scatman(Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)/Scatman John

未だに人気の高いスキャットマン・ジョン。99年に亡くなられていますが、TVCMに出演するなどお茶の間でも人気のあったアーティストでした。吃音者のハンデを乗り越え、EURODANCEにスキャットをのせるという独自のスタイルが人気を呼び、U.K.やヨーロッパでブレイク。日本でもヒットしました。代表曲はやはりデビューシングルのこの曲ですが、フロアではセカンドシングルの「Scatman’s World」が人気ありました。

収録CD(Amazon)The Best of Scatman John/Scatman John

One More Time/Real McCoy

「ANOTHER NIGHT」「RUN AWAY」などヒットを飛ばしたリアル・マッコイ。よりアップテンポになったこの曲は日本人の感覚にマッチしてヒット。95年頃に一部のディスコ・クラブで「HERE WE GO AGAIN」が謎のヒットとなったSEQUENTIAL ONEのREMIXも存在します。

収録CD(Amazon)One More Time/Real McCoy

Beautiful Life/Ace Of Base

「All That She Wants」「Don’t Turn Around」「The Sign」などのヒットを飛ばし、デビューアルバムも全世界で大ヒットを記録。当時、最も勢いのあったスウェーディッシュ・ポップ・グループのエイス・オブ・ベイス。セカンド・アルバムからのシングルは、これまでのラガ・プップとは異なる典型的なユーロダンスで話題となりました。

収録CD(Amazon)Greatest Hits/Ace Of Base

Don’t Be Shy/Jamie Dee

イタロ・ハウスの名曲「Memories Memories」の大ヒットで知られるジャミー・ディーが94年にリリースしたキャッチーなメロディが印象的なナンバー。現在でも、その美貌でツイッターやインスタグラムで度々話題となる観月ありさがカバーしていたことをご存知でしょうか?

収録CD(Amazon)The Best/Jamie Dee

The Key The Secret/Urban Cookie Collective

通称「UCC」ということで、この英語を聞くとディスコフリークはコーヒーメーカーではなくてアーバン・クッキー・コレクティヴの名前を浮かべるのでは。このナンバーはU.K.でも大ヒットし(最高位2位)、テレビ朝日系「トゥナイトⅡ」のオープニングテーマでもあったため、記憶に残ってる人も多いでしょう。96年には「Armand Van Helden」や「Dancing Divaz」によるバージョンがリリースされ、その後も度々リミックスされたりしています。

収録CD(Amazon)Greatest/Urban Cookie Collective

No Limit(RM Edit)/2 Unlimited

「Get Ready For This」が世界中で大ヒットし、「Twilight Zone」「Maximum Overdrive」などディスコ・クラブに欠かせないアーティストとなった2 Unlimited。こちらはU.K.チャート1位を記録した代表的なナンバーで、2001年にはMSTによる「Red Monster Remix」が制作され、息の長いロングヒットとなっています。

収録CD(Amazon)Greatest His Remixes/2 Unlimited

U & Me(B4 ZA BEAT Remix)/Cappella

元祖「ゆあみ」といえばコレでしょう。イタロハウス時代はヒットに恵まれませんでしたが、Loleatta Hollowayをボーカルに起用した「Take Me Away」で起死回生。「U Got 2 Know」「U Got 2 Let The Music」「Move On Baby」とヒットを連発しました。日本においてはこのナンバーは外せす、とくに「B4 ZA BEAT Remix」は大アンセムとなっており、現在でもよくプレイされています。

収録CD(Amazon)The Big Beat/Cappella

Pain/Fun Factory

「Close To You」の大ヒット後、ラガマフィンラップを取り入れた「Take Your Chance」などフロアへ刺激を提供し続けたFun Factoryの根強い人気曲。非常に早いBPMで、初めてフロアで踊ると驚くかもしれません(DJにリクエストしたら早すぎ! とびっくりされたことがあります)。テクパラもおなじみで、ユーロ・テクノイベントで今でも踊られています。ちなみに、常連はこの曲がプレイされると腕立て伏せを始めます。

収録CD(Amazon)All Their Best/Fun Factory

Be My Lover/La Bouche

La Boucheはボーカルの「Melanie Thornton」とラッパーの「Lane McCray」によるドイツのダンスデュオで、デビューシングル「Sweet Dreams」が大ヒット。「Be My Lover」「Fallin’ In Love」など多数のヒットと共に、アルバムも人気を得ます(フィンランドとスイスでは最高位2位)。特にこの「Be My Lover」はヨーロッパのみならず、アメリカでも6週に渡ってビルボードにチャートインするなど世界中でヒットしました。

収録CD(Amazon)Greatest Hits/La Bouche

100%(Motiv8 Mix)/Mary Kiani

「When I Call Your Name」がU.K.のクラブ中心に注目されたMary Kianiですが、日本ではこの曲がヒットしています。海外ではアンダーグラウンドテイストな「Tall Paul Remix」が人気でしたが、Gina.Gなどを手掛けるMotiv 8のアッパーなRemixが日本人にウケるのでしょう。現在ではテクノ系のイベントでプレイされ「ハイパーテクノ」と認知されている曲です。

収録CD(Amazon)100%/Mary Kiani

Love Message/Scooter,Masterboy,E-Rotic,Mr President,Fun Factory,Worlds Apart & U96

1996年にエイズ撲滅キャンペーンとして人気ユーロダンス・アーティストが集結したチャリティーソング。長らく日本では未公開でしたが、近年テクパラがついてユーロ・テクノ系イベントで踊られるようになり、一部で熱い注目を浴びている曲です。特にDJでこの曲を探しているという人が多かったですね。コンピレーションでは「DMA DANCE vol.2」に収録されています。

収録CD(Amazon)DMA DANCE vol.2/V.A.

Never Gonna Let You Go(Y & Co.Remix)/Jon Otis

元PWLのストック&エイトキンのプロデュースによりZIP-FMで大ヒットした「Nothings Gonne Change My Love For You」で知られるJon Otis。続くF.R.Davidの「Words」のカバーも注目を浴びた彼の隠れた名曲。このナンバーはファーストアルバムのボーナストラックとして収録された曲でしたが、後に横田商会こと「Y & Co.」によってハイパーなサウンドへとRemixされています。

収録CD(Amazon)Super Dance Freak vol.63/V.A.

Eternity/Candy “O”

いかにも大ヒットした「Just A Little Bit/Gina.G」のパクリというとてもわかりやすい曲。プロデューサーにL.A.Styleなどをヒットさせたデンジル・スレミングを迎えており、ポップとテクノの中間といった体の揺れるナンバーに仕上がっています。「Don’t Give Me Candy(Latin Mix)」がテクパラで人気でしたが、この曲もテクパラが付いて踊られるようになったため、再び注目されています。

収録CD(Amazon)Super Dance Freak vol.55/V.A.

Sexy Eyes(M.B.R.G.Remix)/Whigfield

かのメガヒットシングル「サタデーナイト」がU.K.およびヨーロッパを席巻したウィッグフィールド。デビューアルバムはほぼ全曲カットされたんじゃないかってくらい売れまくりました。MAXが独立する際に選ばれたデビューシングルが「サタデーナイト」のカバーだったのは黒歴史ですが・・・個人的にウィッグフィールドといえば「セクシーアイズ」ということで。MBRG Remixは原曲よりも明るくポップで「ウーウーアーアー、セクシーアイズ♪」のかわいいヴォーカルと共にフロアを和ませました。

収録CD(Amazon)House Revolution Vol.46/V.A.

In The Middle Of The Sun/Pow-Wow

こか聞き覚えのあるメロディ、サビの「アイヤイヤ」のフレーズ・・・そう、この曲こそ知る人ぞ知るバタフライのパクリアンサーソングで、一部で話題となりました。プロデュースは「F.C.F.」などでもおなじみのマウロ・ファリーナが関わっています。

収録CD(Amazon)Super Dance Freak vol.77/V.A.

Your Love Is Magic/Tatjana

日本では一発屋のイメージの強いタジャーナですが、実は80年代からハイエナジーを歌っているベテランだったりします。そんな彼女を元PWLのストック&エイトキンのプロデュースでリリース「サンタマリア」が大ヒットしたことから一躍有名になりました。こちらは日本でのセカンドシングルで、プロデュースは同じくPWLで中核を担った「Julian Gingell」が担当。哀愁感たっぷりなサウンドは日本人の感覚にマッチしていました。

収録CD(Amazon)Santa Maria/Tatjana

Don’t You Know/Pandora

「Tell The World」が大ヒットしたパンドラ。アルバムが50万枚を超えるヒットになったことから、地元に大きな家を新築したとか。こちらで紹介するのは、ハイスピードなテクノポップにラップを載せ、サビでパンドラのボーカルが炸裂する典型的なEURODANCEの「Don’t You Know」。

収録CD(Amazon)Pandora’s Hit Box/Pandora

Ooh Aah… Just A Little Bit/Gina G.

元々はU.K.ハウスの名門「パルス8」からリリースされたナンバーですが、リミキサーのMotiv8がアレンジしたバージョンで再リリースしたところ大ヒットという、U.K.ではよくあるパターン。「I Belong To You」「Fresh!」「Ti Amo」も日本のクラブチャートで軒並みヒットしました。

収録CD(Amazon)Fresh/Gina G.

Barbie Girl/Aqua

ダンスグループ勢が強い北欧はデンマークから1994年に結成されたアクア。「Roses Are Red」「Doctor Jones」のリリース後「Barbie Girl(愛しのバービー・ガール)」のスマッシュ・ヒットで一躍世界へと飛び立ちます。この曲が収録されているデビューアルバムは全世界で1500万枚も売れたモンスターヒットとなりました。

収録CD(Amazon)Aquarium/Aqua

Crazy 4 Love/Dr.DJ Cerl@ vs.Jo Smith

名古屋エリアのラジオ・クラブでヒットし、その後全国に広まったアッパーな一曲。オリジナルバージョンもアツいですが、トランス時代にも日本独自でリミックスされ、息の長いフロアに欠かせない1曲となりました。DJ CerlaはイタリアのDJ・プロデューサーですが、当初は「Mi Boca」「Rotterdam ’93」などGABBA・ハードコア系で活躍しており、その意外性に驚きます。

収録CD(Amazon)Super Dance Freak Vol. 74/V.A.

Let Me Love You/Da Buzz

こちらも名古屋系。スウェーデンからデビューした3人組でファーストシングル「Paradise」で注目されセカンド「Let Me Love You」が世界的にブレイク。特にHex Hectorのリミックスが人気でした。名古屋のラジオ局「ZIP-FM」限定のスペシャルバージョン「Let ZIP Love You」も存在します。

収録CD(Amazon)Da Sound/Da Buzz

Fast Food Song/Fast Food Rockers

U.K.チャートで初登場2位という大ヒットナンバー。ピザハット・ケンタッキー・マクドナルドを連呼するわかりやすいポップソングで、若者中心に幅広い層にウケました。もともとはイギリスの小学校で流行っていた歌だそうです。Fast Food Rockersはルーシー・リア・マーティンによる3人組で、PVに登場するマスコット「ホット・ドッグ」もかわいいですので必見。

収録CD(Amazon)It’s Never Easy Being Cheesy/Fast Food Rockers

Heart & Soul/TSD

avexのU.K.支社で結成された3人組のアイドルグループ。モデルだったり、エターナルのバックコーラスを務めたり、カラオケ大会で優勝したりと、それぞれが実力派揃いだったものの不発。メンバーの一人であるクレアは、後にStepsで才能を開花させます。ファーストシングル「Heart & Soul」はHyper Go GoやStrikeをリミキサーに迎えており、当時人気だった「ハッピーハンドバック」スタイルのサウンドとなっています。

収録CD(Amazon)House Revolution Vol.46/V.A.

5,6,7,8/Steps

そして、TSDからクレアも移籍したStepsのデビューシングル。プロデューサーに元PWLのエンジニアであるピート・ハモンドを迎え、本国U.K.のみならず世界中でヒットしました。日本でも独自のラインダンスが流行り、バライティー番組「めちゃイケ」でも公開されて記憶しているという人も多いでしょう。

収録CD(Amazon)5,6,7,8 The Collection/Steps

It’s On You(Scan Me)/Eurogroove

小室哲哉プロデュースによるインターナショナル・プロジェクトのヒット曲。U.K.ダンスチャートで1位を獲得したものの、CDが海外のみのリリースということもあって日本ではあまり耳にすることなかった惜しい1曲でした。テクパラもありましたが、やはりフロアで踊る機会もなかったように思います。

収録CD(Amazon)In The Groove/Eurogroove

I Found Love(ROZI-mix)/Bananarama

実は現在でも活動しているバナナラマ。こちらも小室哲哉プロデュースによるナンバーで、バナナラマの歌声を90年代のユーロダンスに仕上げています。RemixはMaximizorが担当しており、日本人の感覚に合ったポップかつハイパーなダンスミュージックです。

収録CD(Amazon)I Found Love/Bananarama

Baby Break It Up!/Michael Fortunati

1995年にavexに移籍したマイケル・フォーチュナティによるユーロダンス・ナンバー。従来のハイエナジー・スタイルではなく、やはり時代に合わせてユーロダンス・スタイルのハイパーな楽曲となっており、これが賛否両論でした。RemixにはT.Y.M.やI.S.D.、MSTなど錚々たるリミックスチームが集結。翌年にジョン・ロビンソンやデイヴ・ロジャースがプロデュースする「dreamin’/Kiss Me Love」をリリース、また2018年には往年のディスコヒットをカバーした「ザ・ベスト・オブ・ディスコ・カバーズ」をリリースしています。

収録CD(Amazon)Baby Break It Up!/Michael Fortunati

Get The Duck Out Of Here/DJ Duckpower

DJダックパワーのアーティスト名のとおり、なんとアヒル声のラップがフィーチャーされた異色のユーロダンスナンバー。テクパラもありますが、あまりにもマニアックすぎるのでフロアでは聞いたことがありませんでした。

収録CD(Amazon)House Revolution Vol.42/V.A.

Somebody Real/Bit Machine feat.Daisy Dee

ユーロダンスといえば、男性ラップと女性ボーカルのスタイルが多いですが、このナンバーは女性ラップ+女性ボーカルという極めて稀な組み合わせによるユーロダンスナンバー。94年のリリース当初はあまり注目されませんでしたが、96年頃に発掘されて再びヒットしました。

収録CD(Amazon)House Revolution Vol.44/V.A.

Do You Wanna Party?/Wand & Storm HQ feat.Vikki S.

オリジナルは元PWLのストック&エイトキンによるプロデュースでロングヒットしたナンバーですが、こちらはそのカバーに当たります。原曲よりもBPMが早くハイパーなため、好んでこちらのバージョンをプレイするDJもいました。個人的にもこういうアヤシイ曲は好きです。

収録CD(Amazon)Maharaja Night House Revolution vol.15/V.A.

Sometimes When We Touch(Pete Hammond NRG Mix)/Newton

U.K.のマンチェスターで消防士をしていたニュートンが、元PWLのストック&エイトキンのプロデュースでジグソーの「Sky High」をカバーして大ヒット。それに続くセカンドシングルとしてリリースされました。やはり元PWLのエンジニアであるピートによる、古き良きハイエナジーと現代風サウンドがマッチした哀愁ユーロダンスとして長らく人気でした。2012年にリリースしたアルバム「Time to Believe」には「Sometimes When We Touch ’12」が収録されています。

収録CD(Amazon)Super Dance Freak Vol.50/V.A.

Move It To The Rhythm/Technotronic feat.Ya Kid K

89年にリリースされたデビューシングル「Pump Up The Jam」がヨーロッパ、及び全米でも大ヒットを記録したテクノトロニック。「Anasthasia/T-99」を大ヒットさせたPatrick De Meyerがプロデュースしており、セカンドシングル「Get Up」でコンビを組んだYa Kid Kと再びタッグを組んで95年にリリースした「Move It To The Rhythm」もロングヒットしました。「Recall」も通好みで人気。

収録CD(Amazon)Recall/Technotronic

If You Wanna Party(Aiax Mix)/Molella feat.The Outhere Brothers

U.K.のみならずヨーロッパ各地を席巻したラガハウス・アーティストの「The Outhere Brothers」をラッパーに迎えた本作。日本では「Don’t Stop」のRemixがロングヒットしていますが、こちらもハイパーなユーロダンスにラガマフィン・ラップが絡むマニアックな一品となっております。

収録CD(Amazon)Maharaja Night House Revolution vol.15/V.A.

For All We Know(The Yerp Mix)/Nicki French

大ヒットした「愛のかげり」同様、元PWLのストック&エイトキンのプロデュースによるナンバー。オリジナルは言うまでもなくカーペンターの名曲で、特にディスコでは「The Yerp Mix」がよくプレイされました。日本では一発屋なイメージが強いですが、本国では現在でもディスコなダンスナンバーをリリースし続けているベテランです。

収録CD(Amazon)For All We Know/Nicki French

I Don’t Want To Miss A Thing/Dejavu feat.Tasmin

トニー・ブラクストンのカバー「Un-Break My Heart」でデビュー以降、カバー専門プロジェクトとして活動。この曲は映画「アルマゲドン」のテーマソングであるエアロスミスのカバーで、日本のディスコ・クラブでウケにウケまくったナンバーです。

収録CD(Amazon)I Don’t Want to Miss a Thing/Dejavu

NA-NA/Bus Stop

N-Tranceばりのネオ・ディスコ「Kung Fu Fighting」でデビューし、「You Ain’t Seen Nothin’ Yet」「Jump」などのヒットを飛ばしたバス・ストップの日本独自のアルバムカット。実はバナナラマもカバーしているスティームの1969の全米No.1ヒット「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」のアレンジ曲で、ユーロビートバージョンが巨人ジャイアンツの応援歌に使用されたこともあります。

収録CD(Amazon)Ticket to Ride/Bus Stop

90年代のダンスミュージックとアニソンとオンラインゲームが大好物な人。以前はアイドルやアニソンのDJをしていたこともあります。

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