インストゥルメンタル曲とは器楽曲、インストなどとも言われ、歌の入っていない楽器だけで演奏された曲のこと。ディスコの曲といえば、だいたい歌ものが中心となりますが、中にはインストゥルメンタル曲のヒット曲も多く存在します。
ボーカルがなくても、しっかりとしたグルーヴ感があって踊れる・・・テレビや街頭からメロディが流れてくると、その旋律に思わずステップを踏んでしまうといったことがあるかもしれません。
こういったインストゥルメンタル曲は、音楽を流したいけどボーカルに意識がいって集中できない・・・といった場合にも重宝します。作業をするときのBGMやウォーキングなど運動をするときなど、特にテンションをあげたいときに聴きたいですね。
そんなディスコなインストゥルメンタル曲をご紹介します。
ディスコなインストゥルメンタル曲
Love’s Theme/The Love Unlimited Orchestra
バリー・ホワイト率いる40人編成のバンド「ラブ・アンリミテッド・オーケストラ」が73年にリリースしたインストゥルメンタル曲で、全米チャートで1位を記録しています。テレビのCMやラジオ、店内のBGMなど、現在でも耳にすることが多い名曲。バック・コーラスグループ「ラブ・アンリミテッド」の3人が歌うボーカルバージョンも存在します。
収録CD(Amazon):20th Century Records/The Love Unlimited Orchestra
African Symphony/Van McCoy & The Soul City Symphony
75年に「ハッスル」が大ヒットしたヴァン・マッコイ。ディスコよりは吹奏楽やブラスバンド部の応援歌として特に人気が高い楽曲で、一般層での知名度はやはりこのアフリカン・シンフォニーが強いでしょう。
収録CD(Amazon):Platinum Best/Van McCoy & The Soul City Symphony
Pick Up the Pieces/Average White Band
U.K.ファンク・ソウルグループであるアヴェレージ・ホワイト・バンドが74年に発表したインストゥルメンタル曲。アメリカではチャート1位を記録。白人ファンクバンドがインスト曲で全米1位という異例の衝撃は、当然当時のフロアにも直下型で伝わり、人気を博していました。
収録CD(Amazon):AWB/Average White Band
Trammps Disco Theme/Trammps
映画「サタデー・ナイト・フィーバー」でも使用された「ディスコ・インフェルノ」などのディスコヒットで知られるトランプスのインストゥルメンタル・ディスコ。元はジュディ・ガーランドの「ジング・ウェント・ザ・ストリングス・オブ・マイ・ハート」のディスコ・カバーですが、B面に収録されたインストバージョンが現場で人気だったため「トランプス・ディスコ・テーマ」として再収録されました。「なるほど!ザ・ワールド」のオープニング・テーマ曲としても有名です。
収録CD(Amazon):Holiday:TV & Movie Hits/V.A.
Axel F/Harold Faltermeyer
「アクセルF」アクション映画「ビバリーヒルズ・コップ」のテーマ曲で、曲名はエディ・マーフィー演じる主人公のアクセル・フォーリー(Axel Foley)から取られています。ディスコでも人気で、数々のカバーが存在。特にドイツの着信メロディ配信会社Jamba!のマスコットキャラクター「クレイジー・フロッグ」名義でリリースされたバージョンはU.K.チャートで1位、CLOCKによるカバーは7位を記録しています。
収録CD(Amazon):Beverly Hills Cop Original Soundtracks/V.A.
Star Wars Theme/Cantina Band /Meco
映画「スター・ウォーズ」に影響され、テーマ曲をそのままディスコ化したナンバー。全米で1位を記録したほか、英国で7位(9週チャートイン)など各国でヒットしました。子門真人が日本語を付けてカバーしたものもありますが、すぐに自主回収になったそうです。
収録CD(Amazon):D.J. Disco Mix Vol.2/V.A.
まとめ
歌ものもいいですけど、インストものはシチュエーションを選ばずに楽しめるというメリットがあります。
また、現在でもCMなどで楽曲が使用されることも多く、TVを見ているときや街角で流れてくると気分が高まります。
そんなディスコなインストゥルメンタル曲をご紹介しました。