ジグソーはイングランドのロックバンドで「スカイ・ハイ」が代表曲として知られています。同バンド最大のヒット曲であり、映画「スカイハイ(The Man From Hong Kong)」でテーマソングに使用されたりしました。
CMなどでも使用され、人力飛行機コンテスト「鳥人間コンテスト選手権大会」のテーマ曲としても記憶に残ります。しかし、何と言っても一番知名度が高いのはレジェンド・プロレスラーである”仮面貴族”ミル・マスカラスの入場テーマ曲だということでしょう。スカイ・ハイはプロレスファンにもおなじみの楽曲です。
ジグソーの代表曲「スカイ・ハイ」
スカイ・ハイは壮大なイントロに始まり、どんどん高まっていく高揚感・・・スポーツ選手の入場テーマとして、すごく相性がいいです。ミル・マスカラス以外にも、様々なスポーツ選手がこの曲を使っています。
ユーロビート・バージョンも存在し、ピート・ハモンドによってPLW的なアレンジでREMIXされています。振り付けもあって、自分が通っていたディスコではユーロタイムのラストにプレイされることが多かった記憶があります。
95年にはデッド・オア・アライブやカイリー・ミノーグ、バナナラマなどユーロビートアーティストを大量にチャートへ送り込んだ元PWLのストック&エイトキンのプロデュースにより「NEWTON」がカバーし、オーストラリア中心に大ヒット。日本でもディスコ・クラブでよくプレイされました。ポピュラーミュージックの哀愁あるメロディがコマーシャルなテクノサウンドにのって、自然と体が揺れます。
NEWTONのバージョンも現代風ダンスリズムで使いやすいため、BGMなど様々なところで耳にすることがあります。
また、第三次ユーロビートブームのとき、NEWTON版がユーロビートバージョンにREMIXされ、パラパラがファン公募で募集されたことも話題になりました。本家ジグソー共々、スカイ・ハイとユーロビートは切っても切れない関係だといえるでしょう。
2000年には4 Non Blondesの「WHAT’S UP」をカバーしU.K.で大ヒットさせた「DJ MIKO」が「スカイ・ハイ」をカバー。ダンスミュージック・コンピレーションシリーズ「ダンスマニア」関連に収録されて人気でした。また、音楽ゲーム「ダンス・ダンス・レボリューション・ソロ2000」にも収録されています。
時代を超え「スカイ・ハイ」はダンス・シーンに欠かせない1曲であるとともに、原曲の力強さを今でも感じざるを得ません。