「The Hustle」はヴァン・マッコイの代表曲ともいえるナンバーで、1975年発表以降全米1位ををはじめ、各国のディスコで大ヒットしています。
同年にリリースされた「ディスコ・ベイビー」からのシングルですが、この曲の影響で大きなディスコ旋風が巻き起こりました。
ディスコ以外でも人気のハッスル
この「The Hustle」は、1975年に発表されて以降夏の間、ビルボードなどのチャート首位を独占。累計売上1000万枚以上、1976年のグラミー賞 Best Pop Instrumental Performanceを受賞しています。
この曲はTVなどでもよく耳にしますし、「アフリカンシンフォニー」は甲子園をはじめ、ブラスバンド演奏の定番曲とも知られていますね。インストゥルメンタル曲としては、ディスコ・フリーク以外にも知名度の高い楽曲です。
テレビ・ラジオ以外にもプロレス団体の「ハッスル」でも使用されていました。名前は知らなくても、意外と若い人たちにも聞き覚えのある曲かもしれません。
2000年にはTRFのDJ KOOがこの曲を現代風なスタイルにREMIXしています。収録されている「DANCE PANIC! presents DANCE CLASSICS REMIXES 2000」には「ハッスル」の他に「君の瞳に恋してる」「PICK UP THE PIECES(アヴェレージ・ホワイト・バンド)」「ヴィーナス(ショッキングブルーの方)」「ハロー・ミスターモンキー」など、ディスコ定番曲のREMIXと原曲が収録。REMIXに興味がなくても、普通にディスコ・コンピレーションとしても楽しめます。
ハッスルの名前は当時アメリカで流行していたステップで、男女がペアになって踊ります。ターンやスピンが多く、非常に流動的で優雅なダンスです。このダンスを元に作曲されたようですが、本人はハッスルを見たことがなかったと言われています。
ですが近年、ニュースタイルハッスルという形でストリートダンス界でも注目を浴びているようです。DEWSの記事「ダンサーじゃなくても楽しめる?!男女で楽しむ新たなダンススタイル“New Style Hustle”に迫る!!!」では
1970年代から始まったHustleダンスというペアダンスをNYで今現在活躍しているJeff Selby (HOUSEで有名なShan Sの兄弟)がHOUSEの音楽だったり、他の音楽等のテンポが速い曲で自由に踊り、自分の色を混ぜて新しい物にしたものをJeff自身が”New Style Hustle”と呼んだのが始まりです。
と説明しています。イベントなども行われており、さらに注目が集まるかも知れません。