先日、野菜についていろいろ本を読んだりしていたのですが、そこでちょっと気になる文を発見しました。サラダなどでよく使うレタスなのですが、ヨーロッパ地方で「レタスは恋の炎を鎮める」効果があるそうです。制淫作用といいます。
つまり「旦那の浮気封じにゃ、レタスを食わせろ!」ということですね。
レタスには各種ビタミンやミネラル、特にマグネシウムが豊富に含まれています。マグネシウムは興奮した神経を鎮める生理作用があり、これが「レタスは恋の炎を鎮める」という感じで効くのでしょう。
レタスの効用
レタスとマグネシウム
日本人の食事は、非常にマグネシウムが不足しているそうです。カルシウムは小さい頃からよく骨を強くするには大切だなんて言われてきましたが、マグネシウムも大事という話はあまり聞きません。MGA21研究会様のサイト「平成26年国民のマグネシウム摂取量」では、
一方マグネシウム摂取量は、カルシウムの調査報告より55年後の2001年から厚生省が調査報告を開始しました。カルシウムと比較し、マグネシウムはそれほど研究されていない“オーファン栄養素(Orphan nutrient)”です。この為、マグネシウムに関する国の認知が相当遅れたため国民の認知が更に遅れています。
ということで、国の認知が遅かったからみたいですね。特に男性のマグネシウム不足は深刻らしく、推奨量に対して男性でおよそ64%(1日当り126~139mgの不足)しか取れてないようです。
マグネシウムが不足すると、心臓病や糖尿病・メタボといった生活習慣病のリスクが高まります。浮気のリスクも高まります・・・たぶん。
マグネシウムとカルシウムの摂取比率も大切らしく、健将グループお役立ち文庫様の「マグネシウムのお話し」では
糸川教授によるとマグネシウムはカルシウムの半分以上は必要だと言われています。日本人成人のカルシウムの所要量を1日600ミリグラムとするとマグネシウムは300ミリグラム必要となります。
ということです。カルシウムだけでなく、マグネシウムもしっかり取って、生活習慣病を予防したいですね。もちろん、浮気も予防です。
おなじレタスなら「サニーレタス」がいい?
レタスにもいろいろ種類があります。その中でも「サニーレタス」は栄養豊富。料理でも脇役といったイメージが強いですが、サニーレタスは特にβ-カロテンが豊富で、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルは普通のレタスの倍。
β-カロテンは「がん」の予防に効果があるといわれており、近年ではアルツハイマー予防にはβ-カロテンとビタミンCが重要だという研究結果(わかさの秘密様「β(ベータ)カロテンの研究情報」より)もあるそうです。
サニーレタスにはビタミンCも豊富ですので、各種予防にはもってこいな食材ではないでしょうか。ただし、若干にがみがあるのでこれが苦手という方も多いかもしれません。そんな時は、やっぱりクックパッドでレシピを探したいですね。
レタスで安眠、「ラクッコピコリン」はウソ!?
一部でレタスが安眠に効果があるとされていました。これは、レタスの茎の部分にある「ラクッコピコリン」によるもの・・・ということですが、コレはウソです。
本来は催眠性を持つ物質である「ラクチュコピクリン」と呼ばれるものなのですが、某捏造番組によって間違った名前で紹介し、レタスに安眠効果があると広まってしまったのですね。
レタスにも微量で含まれているようですが、効果があるほど含まれてませんのでお間違えのないように。でも、とある解釈ではマグネシウムにある興奮した神経を鎮める作用が、寝付きをよくするそうです。
レタスは手でちぎる?
レタスは調理するときに「手でちぎる」ことが大切です。レタスを包丁で切ると、非常に傷みやすくなり、変色するのも早くなります。当然、味もよくありません。
これは、包丁で切ることで繊維が切断されて、レタスの酸化が早くなるため。手でちぎると、繊維質にそって切れるため、劣化しにくくなるのです。
また、苦味も出てきますので、レタスは手でちぎって、なるべく早く食べるようにしましょう。
腸内にはたくさんの腸内菌が存在します。ビフィズス菌などの「善玉菌」。大腸菌などの「悪玉菌」。中立的な「日和見菌」があり、これら腸内菌の総称を「腸内フローラ」と呼びます。
炭を飲むの!?
使用している赤松炭は油の吸着性に優れていることで知られています。味もほぼ無味・無臭なので、好みの飲み物や料理に入れて使うとまったく気になりません。だから長く続きます!