恋をしているときの気持ちって、簡単に「相手が好き」という感情ではありませんよね。それでいて、とっても言い表しにくい感情です。
こんなときの気持ちをどう表現すればいいのか・・・そのようなときは、過去の偉人の言葉を借りてみましょう。
もやっとした気持ちが、なんとなく理解できるかもしれませんよ。
ぼくの心に一番響いた恋愛の名言
恋愛とは、その二人が一体となることであり、ひとりの男とひとりの女とがひとりの天使となって融けあうことである。それは天国である。
– ヴィクトル・ユーゴー(1802~1885)
ヴィクトル・ユーゴーは、フランスの小説家・詩人で、のちに政治家としても活動します。代表的な著書に「レ・ミゼラブル」があり、「あゝ無情」という邦題で見聞きされた方も多いのではないでしょうか。
紙幣に肖像画が採用されたこともあるフランスを代表する作家のひとりで、数々の名言も残しています。
その中でもこの言葉はわたしが好きな名言のひとつ。「ひとりの男とひとりの女とがひとりの天使となって融けあうこと」という、とてもきれいな表現が心に残っています。
恋愛を語るとき、その感情は「熱く、激しい」と表現されがち。
恋をしているときの、相手と一緒になりたいという、あの抑えきれない湧き上がってくる気持ち・・・詩人でもあるユーゴーだからこそ、短い言葉ながらも「天使」という表現で、これだけ愛を美しく描けるのでしょう。
偉人は、ぼく達とまったく別の視点で恋愛というものを見ています。だからこそ、はっとさせられる言葉が多いのかもしれません。
そのような「恋愛」にまつわる名言を集めてみました。恋をしている人も、そうでない方も、胸に残る言葉が見つかればさいわいです。
恋愛にまつわる名言20選
それでは、恋愛に関する偉人達の名言をご紹介しましょう。
シェークスピア
恋心というやつ、いくらののしりわめいてところで、おいそれと胸の砦を出ていくものでもありますまい。
ジョルジュ・サンド
恋とは、われわれの魂の最も純粋な部分が未知なものに向かって抱く聖なる憧れである。
シラー
期待なしに恋するものだけが恋の味を知る。
モロア
ひとつのまなざし、一度の握手、いくぶんの脈のありそうな返事などによってたちまち元気づくのが、恋をしている男女なのだ。
スマイルズ
恋を知るまでは、男子もいまだ男子ならず、女子もいまだ女子ならず。さらば恋は男女ともに円熟のために相互に必要なるものなり。
テニスン
恋をして恋を失ったほうが、一度も恋をしなかったよりもましである。
ゲーテ
愛人の欠点を美点と思わないほどの人間は、愛しているのではない。
ジューベール
心が激しているときには人は誤って愛する。本当に愛するには落ち着いてあさなければならない。
アンリ・ド・レニエ
みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには恋愛というもおんは存在しない。
ユウジン・ド・ゲラン
人間の心は愛することを学びながら苦しむことも同時に学ぶ。
カント
まじめに恋をする男は、恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくにないのである。
ツルゲーネフ
ある一人の人間がそばにいると、ほかの人間の存在など、まったく問題にならなくなることがある。それが恋というものである。
スタンダール
恋するとは、自分が愛し、自分を愛してくれる相手を、見たり、触れたり、あらゆる感覚をもってできるかぎり近くに寄って感じることに快感を感じることである。
サント・ブーヴ
人間というものは、年が若くて恋をしているときには、どんなことでもまず恋と結びつけて考えるものである。あらゆる苦痛は恋を豊かにし、あらゆる情熱は、たとえそれが恋とはなんの関わり合いのないものでも、恋の中に注ぎ込まれ、恋を増大させるのである。
スコット
愛人たちのあいだの争いにおいて、自分のほうがよけいに間違っていたのだと、つねに認めようとするのは、いちばん強く愛しているほうの側である。
トルストイ
一生涯一人の女なり男なりを愛するということ、それは一本のローソクが生涯燃えるということと同じです。
デュブュイ
人が互いに愛し合っているのは、そのことをもはや口に出して言う必要のなくなった時だけである。
モンテルラン
自分の生活に何物かを加え、あるいは何物かを減じ、自分の生活を変えてくれる相手でなければ、愛する価値はない。
ベリングハウゼン
魂はふたつだが思いはひとつ。ひとつになって鼓動する二つの心臓。
モーリス・ブデル
恋というものは心から心に至る最も短い道である。直線である。