マイケル・フォーチュナティといえば、80年代のディスコに欠かせないディスコの帝王。「Give Me Up」「Into The Night」「Let Me Down」「Alleluia」などヒットを連発し、ユーロビートといえば彼を思い浮かべる人も多いでしょう。
近年でも来日ライブを行ったり、ディスコカバーソングCD「The Best Of Disco Covers」をリリースしたりと、精力的に活動しています。
ザ・ベスト・オブ・ディスコ・カバーズ
- マイケル・フォーチュナティ,マリオ・ジュゼッペ・ニグロ,ピエール・ミシェル・ニグロ,M.デ=サン・アントニオ,ロベルト・タラッティ,DJ BOSS,Spacelectro
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そして、ユーロビート・レジェンドとして忘れてならないのが「アレフ」などで活躍し、多数のユーロビートヒットや安室奈美恵・V6などへの楽曲提供で知られるデイヴ・ロジャース。
一時期は主戦場としていたコンピレーションCD「スーパー・ユーロビート」のリリース一時停止で苦戦していましたが、近年ではYouTubeに公式チャンネルを開設し、新曲「Spece Rockets」やMax Coveriの名曲のカバー「Running in the 90’s」、セルフカバー「Deja Vu 2019」を公開するなど話題を提供し続けています。
さて、今回はそんな2人がタッグを組む、ありそうでなかった組み合わせが実現した楽曲「Kiss Me Love」をご紹介します。
デイヴのプロデュース&マイケルが歌う「Kiss Me Love」

95年にavexへ移籍してユーロダンスナンバー「Baby Break It Up!」をリリースしたマイケル。この時期に稲垣潤一のクリスマスソング「クリスマスキャロルの頃には」のカバー「At The Time Of Christmas Carol」もリリースし、密かに話題となっていました。
アルバムリリース後、97年新たにリリースされたシングル「Dreamin’」。A面は「Tokyo Go!」などジュリアナテクノで一世を風靡したジョン・ロビンソンがプロデュースしています。
テクノブームが過ぎ去り「Can I Kick It?」「Be My Baby!」などポップなユーロダンスのリリースが続いたジョンですが、「Dreamin’」はやはり時代に合わせたポップなナンバーでした。
このCDのB面に収録されていたのがデイヴがプロデュースする「Kiss Me Love」でした。
B面ということもあって、あまり知名度はないのですが、ディヴらしいアグレッシブでハイパーなユーロビートです。「スーパー・ユーロビート」に収録されても違和感がないサウンドでした。
この組み合わせを80年代に見たかった・・・というのが正直な気持ちですよね。90年代風のハイパーなサウンドもよいですが、80年代のハイエナジーで実現したらすごかったと思います。
しかし、今でもなかなか聞けないレアなナンバーですので、気になる方はチェックしてみてください。
ドリーミン
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