セプテンバーはアース・ウィンド・アンド・ファイアー(EW&F)が1978年にリリースしたナンバーで、グループの代表的な楽曲のひとつに数えられています。ディスコでも大ヒットしたほか、TVや映画など様々なメディアで使用されていますので、EW&Fは知らなくても曲は知っているという人も多いのではないでしょうか。
ディスコのみならず幅広い層にまで人気を獲得したEW&Fですが、これまでに6度グラミー賞を受賞しており、70・80年代を代表するアーティストといえるでしょう。2000年にはロックの殿堂入りを果たしています。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの代表曲
EW&Fは、シカゴを拠点に活躍していたソングライター兼プロデューサーのモーリス・ホワイトが1969年にソルティ・ペパーズを結成。翌年にバンド名を「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」と改めます。1972年にフィリップ・ベイリーが加入。モーリスとフィリップによるツインヴォーカルが持ち味のファンキーなグループへとなりました。
その華やかなメロディーと、モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのファルセットのボイスによるヴォーカルの掛け合いが絶妙で、瞬く間に人気ファンクバンドへとのし上がっていきます。
EW&Fといえば、やはりこの曲は外せないわけで、ディスコでもこの曲がプレイされると一気にフロアへ人が押し寄せ、ステップを踊ります。優しくもグルーヴ感あふれるメロディー、思わず口ずさんでしまう歌詞・・・ディスコでも絶対になくてはならない音のひとつでしょう。
2012年5月17日に開催されたデビュー40周年記念コンサートでの人気投票では、堂々の1位を記録。
「この曲はコンサートでも毎回特別な思いをもって演奏している曲。EW&Fを代表する曲であると同時に、私たち自身にとっても最も大切な曲です。この曲が日本で愛され続けていることを本当に嬉しく思っています。」──フィリップ・ベイリー(vo)
やはり、みんなに愛される曲ですね。カバーやセンプリングネタで使われることも多く、ディスコを知らないクラブ世代の子でも知っているでしょう。
カバーではダンス☆マンが「接吻のテーマ」というタイトルでカバーしていたことがありました。「愛には~大事ね接吻は~♪」という妙に合った歌詞が印象深いです。それ以降、このフレーズを聞くと空耳にしか聞こえなくなりました。
なお、2016年2月3日、リーダーのモーリス・ホワイトがロサンゼルスの自宅で亡くなられました。74歳でした。ご冥福をお祈りします。