クリスマスシーズンになると、結構ディスコ・イベントが開かれたりして、毎年ちょっと楽しみにしていたりします。地元でも年に1回、冬の時期に大きなディスコ・イベントがあって、時間があるときは遊びに行くことが多いですね。
そういうことで、寒くなると個人的にディスコ・サウンドを聞く頻度が増えます。その中に、ディスコなクリスマスCDもあったりするのですが、個人的にお気に入りのが「avex DANCE X’mas」という2枚組CD。
他にもクリスマス・シーズン向けのコンピレーション・アルバムはありますが、どれも選曲が普通すぎて面白みがないんですよね。まぁ、自分みたいにソウルもテクノもハウスもユーロもオールジャンル大好き! という人が稀だと思いますが・・・。
今回ご紹介するCDもオールジャンルです、大好物です。好き嫌いあるかと思いますが、中にピンとくるナンバーがあったりするかもしれませんよ。
avex DANCE X’mas DISC:1
- The Christmas Song/Jaki Graham
- Wishing You Were There/Eurogroove
- All I Want For Christmas Is You/49ers
- Rockin’ Around The Christmas Tree/Nicki Frence
- Ease Back/The Federation
- Eternal Love/PJ & Duncan
- At The Time Of Christmas Carol/Michael Fortunati
- No More Lonely Christmas/Nuvo Riche
- Give Love On Christmas Day/Sharon Forrester
- Jungle Bells/Praga Khan & Jade 4 U
- Jingle Bell/Norma Sheffield
まずは、「Breaking Away」などをヒットさせ80年代からUKソウルミュージック界を席巻した歌姫、ジャッキー・グラハムのクリスマス・ソングから始まる1枚目。2曲目は小室哲哉がプロデュースするインターナショナル・グループ「Eurogroove」によるTRFの「寒い夜だから・・・」のカバー。そして、「Touch Me」などのイタロ・ハウスで名を馳せた49ersによるマライア・キャリーの定番「All I Want For Christmas Is You」と、最初から激しい感じが個人的にたまりません。
元PWLのストック&エイトキンのプロデュースで「愛のかげり」を大ヒットさせたニッキー・フレンチ、U.K.クラブジャズで確固たる地位を気づいていたザ・フェデレイション、U.K.で大人気だったアイドル・デュオ「PJ & Duncan」の名バラードと、ジャンルもカオスになってきます。そこがいい。
そして、マイケル・フォーチュナティの登場! 曲は稲垣潤一のクリスマス大定番「クリスマスキャロルの頃には」のカバー! もうアツイです。ここからさらにディープな楽曲に。ジュリアナ時代に「Contact」「Body 2 Body,Soul 2 Soul」などのヒットを飛ばしたヌーヴォ・リッチのハイパーテクノ。シャロン・フォレスターによるジャクソン・ファイブのレゲエカバー。当時、U.K.で猛威を奮った「ジャングル」、そして締めは哀愁ユーロで右に出るものはいないノーマのユーロナンバー。かなり振れ幅が広いです。
avex DANCE X’mas DISC:2
- Wrap You Up/Cheryl Lynn
- Last Christmas/Whigfield
- White Christmas/Technotronic
- My First Christmas With You/Joi Cardwell
- I Don’t Want To Be Alone(This Christmas)/John Robinson
- Lean On Me/Elisabeth Troy
- The Little Drummer Boy/Carlene Davis
- Santa Claus Is Comin’ To Town/TSD
- Christmas Time/Time All Stars
- Merry X-Mess/Rotterdam Termination Source
2枚目はガット・トゥ・ビー・リアルなどでディスコには欠かすことのできないシェリル・リンの書き下ろし! 2曲目は「サタデーナイト」がU.K.やヨーロッパ中心に大爆発した奇跡の新人ウィッグフィールド。「Pump Up The Jam」「Get Up」で一躍有名になったテクノトロニック、「トラブル」のヒットでガラージ・ハウスシーンで注目されたジョイ・カードウェル。そして、日本のテクノ・シーンに欠かせないDJ/アーティストであるジョン・ロビンソンのテクノと続きます。
ジャングル・レゲエとクロスオーバーな選曲は続き、注目したいのがTSD。このTSDなるグループには、のちにステップスで成功を収めるクレア・リチャーズが参加している点。9曲目はユーロの老舗タイム・レコードのアーティストが集結した激アツユーロ。たしかパラパラも付いていたはず。最後に「Poing」がヒットしたロッテルダム・テクノ系アーティストRTS。たまにTVのBGMで流れてたりするからおもしろい。
こんな、オールジャンルなクリスマス・ディスココンピレーションですが、意外な曲なんかもあったりして楽しいと思います。