BBCのテレビ番組「The Big Time」に出演したことがきっかけでEMIとレコード契約を結んだスコットランドのポップシンガー、シーナ・イーストンのデビューシングル。美しいメロディーにシーナの新人らしい健気なボイスが相まって、とっても優しいダンスサウンドとなっています。U.K.ではよくありますが、この曲がチャートインしたのは再リリース後。2回目のリリースでU.K.シングルチャート8位まで上昇しました。デビューアルバムからは「9 to 5」が全米1位となりますが、ドリー・パートンのヒット曲と曲名が被るためアメリカでは「Morning Train」という曲名でリリースされています。
デュラン・デュランの11枚目のシングルで、バンドで最も成功したナンバー。U.K.チャートで「Is There Something I Should Know?」に次ぐ首位獲得、1984年6月23日にデュラン・デュランにとって初めてビルボード・ホット100で1位に輝きました。「Dance Mix」ではリミキサーにシックで有名なナイル・ロジャースを迎え、ディスコでも大ヒットしています。
「カーマは気まぐれ」の邦題でお馴染みのU.K.のアート・ポップバンド・カルチャークラブの楽曲で、1983年9月にU.K.でリリース。グループとしては「Do You Really Want to Hurt Me」に次いで2曲目の全英シングルチャートの首位に立ちました。翌年にはアメリカでもリリースされ、こちらもビルボード・ホット100でナンバー1を記録し、グループ最大のヒットナンバーとなりました。楽曲もさることながら、ボーイ・ジョージ(ジョージ・オダウド)のルックスも話題に。
U.K.シンセポップ・グループであるカジャ・グーグーのデビュー・シングル。U.K.をはじめ、ドイツやベルギーなどヨーロッパでも首位を獲得し、日本を含めて世界中で大ヒットしています。邦題は「君はToo Shy」で、口ずさみやすいポップなサウンドで人気でした。一発屋的なイメージもありますが、U.K.では「Ooh to be Ah」「Big Apple」をTOP10ヒットに送り込んでいます。
スパンダー・バレエは1979年に結成されたニューウェイブ/シンセポップ・バンドで、ブリティッシュ・ポップのニューロマンティック時代を牽引したバンドのひとつ。結成後、1980年にリリースしたデビュー・シングル「To Cut A Long Story Short(早い話が)」は全英5位を記録。サードアルバム「True」で人気は最高潮に達し、タイトル曲は全英1位、全米トップ5入りを果たしています。この大ヒットアルバムからは「Lifeline」「Communication」「Pleasure」、そして全英シングルチャートで2位を記録したこの「Gold」が収録。このCDに「That’s The Way (I Like It)」が収録されている「(KC and the Sunshine Band」の名曲「Give It Up」と熾烈な首位争いを展開しました。2012年にはエレクトロハウス・アーティスト、DJの「Jef Martens」が「Basto!」名義で「Gold 2012 (Spandau Ballet vs. Basto)」としてリメイクしています。
ロックバンド「Fleetwood Mac」のメンバーとして1998年に、ソロアーティストとして2019年にロックの殿堂入りを果たし、史上初の2度殿堂入りを果たした女性アーティストであるスティーヴィー・ニックス。1981年にバンドの傍らソロ活動を開始し、デビュー・アルバム「Bella Donna」は全米首位を獲得。今回収録されているのは、セカンドアルバム「The Wild Heart」のリードシングル「Stand Back」で、全米ロックチャートで2位となったヒット曲です。1985年には「Talk to Me」が、1989年には「Rooms on Fire」がロックチャート首位を制し、まさに「ロックンロールの女王」と呼べるアーティストです。
言うまでもなく、この「That’ The Way」はディスコソングで大きな知名度を誇るナンバーでしょう。1973年に結成されたアメリカのディスコ・ファンクバンドで、名前はリードボーカルのケイシー(KC)から取られています。1975年に全米チャート首位を獲得。翌週にシルバー・コンベンションの「Fly, Robin, Fly」に抜かれますが、再びトップに舞い戻っています。ウルフルズがブレイクするきっかけとなった「ガッツだぜ!!」がインスパイアを受けた曲としても知られます。
坂本九の「上を向いて歩こう(スキヤキ)」のカバーで知られるプロジェクト。デビュー・ナンバーであるこの曲は全米ナンバー1の大ヒットで、ディスコ時代の最も知名度の高い1曲に数えられています・・・が、日本では大きな話題にならなかったような気がします。映画にも数多く起用されていており、ゲームでも大ヒットした「Grand Theft Auto IV: The Ballad of Gay Tony」などに収録。この曲知らなくても意外と聞き覚えある1曲ではないでしょうか。
1979年に結成されたアメリカのディスコ・バンドで、正式名称は「The Brooklyn, Bronx & Queens Band」です。ファーストアルバムからのリードシングルであるこのナンバーはR&Bチャートで8位となり、幸先の良いスタートを切りましたが、その後はヒットに恵まれず、1987年に解散します。「Everybody Is On The Beat/Nitebreeds」など、この曲の印象的なメロディやサビの歌詞をサンプリングしてる曲も多いので、ディスコを知らないクラブ世代でも馴染みやすいナンバーだと思います。
1984年に「What’s the Name of Your Game」でデビューし、翌年にデヴィッド・グラントとデュエットした「Could It Be I’m Falling in Love」がイギリスチャート5位を記録したことで人気ソウル・アーティストのひとりとなりました。1994年に復帰作であるチャカ・カーンのカバー「Ain’t Nobody」がビルボード・ダンスチャート1位となり再浮上。このナンバーはセカンドアルバムからのリード曲で、ジャッキー・グラハムの代表的な1曲。4枚目のアルバム「Real Life」にもアレンジバージョンが収録されています。
ジェリービーンのフィーチャリング・ボーカルとして参加した「Who Found Who」がアメリカのダンスチャートで3位まで上昇するヒットとなったことから注目され、セルフタイトルのアルバムをリリース。プリンスなど主にバックシンガーとして活動していた彼女の日本限定シングルがこのナンバーです。今となってはなかなか入手できない1曲なので、コンピに収録されたというのが奇跡のように感じます。