先日、本屋に行ったときにBGMで「Go West」が聞こえてきたんですよ。速攻で反応するあたり、実にディスコおじさんらしいと自分でも思います。
「Go West」といえば、オリジナルはヴィレッジ・ピープルですが、だいたいの人はペット・ショップ・ボーイズのカバーを思い浮かべるのではないでしょうか。
でも、BGMで流れていたのは女性による日本語カバーでした。
へぇー、こんな曲あるんやと思って調べたところ(スマホで即チェックできるなんていい時代です)、どうやら「BEYOOOOONDS」というハロプロ系のアイドルのようです。グループ名の読みは「ビヨーンズ」。実にハロプロらしい。
で、曲名が「ゴー・ウェスト」の「ウェスト」が、「West」ではなく「Waist」。つまり、誰もが気になる腰回りのことなんですな。
えぇ、最近は全然運動してないもので、自分も贅肉が垂れ下がってきてヤバいなぁなんて思うわけで。そんな腰回りを細くしたいというエクササイズをテーマにした曲らしい。みんな、くびれたいよね。
BEYOOOOONDSのカバー版「ゴー・ウェスト」
ということで、YouTubeにも公式チャンネルがありまして、この「Go Waist」のPVも公開されておりまする。
プロモ版なので、TVショッピングでエクササイズの商品紹介とかそんな風味で始まるこの番組。トラディショナルなTVショッピングから、なんたらブートキャンプとかみたいなのになったりと大変おもしろい。
日本語と英語の字幕も表示されてわかりやすい。時代はユーザビリティファースト。
2019年8月7日にメジャーデビューシングルとして発売されていて、「眼鏡の男の子」「ニッポンノD・N・A!」が一緒にはいっています。とってもお得。
もう1曲収録されているのですが、A・B・Cの3種類ありまして、全部聞きたいと思ったら全部買うしかないのでござる。このあたりはアイドル商法なところですな。おじさんは戸惑う。
でもまぁ、昔のディスコサウンドをカバーしてくれることで、若い子たちにも曲の認知度があがるのは素敵なことなのです。興味を持った方は、ぜひディスコな楽曲をチェックしてみませう。ディスコはいいぞ。
ヴィレッジ・ピープルのオリジナル版「Go West」
https://www.youtube.com/watch?v=VNpizYsOteE
ということで、オリジナルのヴィレッジ・ピープル版のゴー・ウェスト。この曲がリリースされたのはディスコ時代真っただ中の1979年。腰じゃないよ、西へだよ?
ヴィレッジ・ピープルといえば、西城秀樹が「ヤングマン」としてカバーした「Y.M.C.A.」があまりにも有名ですが、ピンクレディーがカバーした(つうか、キャプテン・ジャックのが有名じゃね?)「In The Navy」やユーロビートカバーもある(「USA」も収録されてる「HYPER DISCO MIX」に入ってるよ)通好みな「Can’t Stop The Music」とか名曲も多いので、ぜひチェックしてみてね。
大ヒットしたペット・ショップ・ボーイズ版「Go West」
「Go West」と聞いて、大多数の人が反応するのはこっちじゃないですかね? 言わずと知れたペット・ショップ・ボーイズ版の方でございまする。
U.K.やヨーロッパ各地で大ヒットし、もちろん日本でもディスコ・クラブはもとより、ラジオでもヘビーローテーションされてました。
ダンスマニア系のCDにも入っていたので、ファンでなくても聞き覚えがあったりするんじゃないでしょうか。
ベスト盤もいいですが、やっぱり名盤の「Very(あのオレンジのやつ)」をオススメしておきます。
ダンス☆マンのカバーバージョン「応援」
ディスコでヒットしたダンスクラシックナンバーを空耳でカバーするというのが大うけしたダンス☆マン。この人も「Go West」をカバーしています。
1stアルバム「Mirrorballism」の収録曲としてカバーしているため、残念ながらPVとかはありません。しかし、ラストにくる曲で絶妙な曲で、アルバムの締めによいナンバーだったと記憶しています。
収録されている曲には、背の高いヤツはジャマ(She’s A Bad Mama Jama)や夢中の半年(宇宙のファンタジー)など、聞き覚えのあるディスコサウンドが思わず「あるある」と言ってしまいそうな空耳歌詞で歌われていますので楽しいですよ。
あと、王様もカバーしてるらしい。聞いたことないけど。今度チェックしてみます。